海洋天堂
あえてタイトルをあげます。
おとんと二人観てきました、あこちん。
冒頭から泣きっぱなし。
おとんと見に行くことを決めたラストの上梓「平凡にして偉大なるすべての父と母に捧ぐ」で嗚咽。
(新聞でこの上梓を読んで おとんと見ることを決めました。)
「北京バイオリン」という映画が好きで その監督の作品ということもあり見たのですが
やっぱり素敵な映画でした。
題材は決して生易しいことではなく ストーリーも悲しいのですが
それでも登場人物すべての優しさと強さが込められた温かい映画。
ラストの主人公の日常の姿に登場するすべての人の思いと関わりがしっかり結実していたと思います。
ジェット・リーさんという俳優さんの演技にも感動しましたし
パンフレットを読んで 彼がこの映画にかけた思いや力にも敬服しました。
ちょっと嫌な言い方になるかもしれませんが
彼の名声がこの映画の素晴らしいスタッフと結びつく結果になっていたんだと知ると
余計に映画人の真心のようなものも感じ取れて
自分自身、映画が好きで良かったと思います。
今を生きる私たちにたくさんのことを気づき 学ばせてくれる そんな映画でしたから。
それにしても監督が女性だったとは。 父性愛を描かせたら天下一品ではないでしょうか、この方。